【チャイルドシート】の安全基準「Eマーク」とは?
チャイルドシートに安全基準があるのは、ご存知ですか?
初めて、チャイルドシートを購入するパパ・ママは知らないと思います!
本記事では、そんな安全基準について、わかりやすく説明します!
チャイルドシートの安全基準マーク
日本のチャイルドシートには、
「Eマーク」と「自マーク」の
2つの安全基準マークが添付されています。
これらのマークは、どのようなものなのか?
確認していきましょう!!
チャイルドシートの安全基準 Eマーク
日本のチャイルドシートは、
国際連合欧州経済委員会(United Nations Economic Commission for Europe)
と同じ基準に適合しています。
これらの基準に適合したチャイルドシートには、
「Eマーク」が添付されています。
また「Eマーク」には、「ECE R44」と「ECE R129」の2つの基準があります。
ちなみに、「ECEとは、欧州経済委員会の頭文字です。」
チャイルドシート安全基準 ECE R44
国内では2006年に制定されました。
前方および後方からの衝突試験などに、適合した製品に添付されています。
生後12ヶ月(体重9kg未満)までは、
後向きで使用する必要があります。
チャイルドシート安全基準 ECE R129
国内では2013年に制定されました。
ISOFIXを採用しているチャイルドシートのみの安全基準です。
「R44」に加えて、側面衝突試験などに、適合した製品に添付されています。
生後15ヶ月未満までは、
後向きで使用する必要があります。
(ただし、生後15ヶ月以上でも身長76cm未満の場合は、後向き)
チャイルドシートの安全基準 自マーク
国内で2000年に制定されました。
2012年6月30日以前に、製作されたチャイルドシートには、改正前の古い基準に適合していることを示しています。
チャイルドシートアセスメント
国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構が市販のチャイルドシートについて、試験を行っています。
そして、結果を「チャイルドシートアセスメント」として公表しています。
(自動車アセスメント・チャイルドシートアセスメント | 自動車総合安全情報)
前面衝突試験
時速55kmでの前面衝突した時、
ダミー人形の頭部と胸部に与える影響を、
「優」「良」「普通」「推奨せず」の4種類で評価します。
出典:独立行政法人 自動車事故対策機構 自動車アセスメント部
チャイルドシートアセスメント2020.3 チャイルドシート 安全比較BOOK P26
https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/02assessment/data/pamphlet_child_r1.pdf
使用性評価試験
チャイルドシートの誤った使用方法を防止するとして、
項目ごとに5点満点で評価します!
出典:独立行政法人 自動車事故対策機構 自動車アセスメント部
チャイルドシートアセスメント2020.3 チャイルドシート 安全比較BOOK P27
https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/02assessment/data/pamphlet_child_r1.pdf
まとめ
チャイルドシートの安全基準について、ある程度知識が、
深まったのではないでしょうか?
過去には、国の安全基準に適合していないチャイルドシートを、
販売しているという報道もありました。
報道発表資料:お子様の安全を脅かす未認証チャイルドシートにご注意! - 国土交通省
チャイルドシートを検討する際には、
「安全基準マーク」を確認するなど、気をつけましょう!